以前、この「たべものニュース」でも取り上げた、ペットボトルのリユース実証実験。今年8月の1次販売後ペットボトルを回収し、11~12月に2次販売を予定していましたが、試飲過程で味・匂いの不良を確認、主管の環境省や取り扱い店舗・宅配業者が「販売延期」の発表をしました。検査員10人全員が、「せっけんのような匂いがする」などの判定をしたのだとか。
結果、2次販売商品は市場に出回ることはなく、今のところ、延期後の販売時期の情報は出ていません。
詳しくは調査中とのことですが、ペットボトルは「傷や匂いがつきやすい」と、当初から心配する声はあったよう。また、回収・洗浄のほか、リユース用のペットボトルの製造・保管・運搬などのコストを考えると、高い回収率は不可欠とされていますが、今夏の1次販売数約2000本に対し回収できたのは約880本、つまり、回収率44%程度のようなのです。これは、1986年からこのリユース制度を導入しているドイツにおける回収率・95~98%に遥か遠く及ばない数字です。
やはり、日本人にはなじまない制度なのか・・・?いいえ、そんなことは言っていられません! この回収率も、味も匂いも、調査によって知ることができたのですし、せっかく取り組み始めたことですので、納得できる結果と今後の展開を見守りたいですね。
(ちゃぶーん!ライター:原神千枝)