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「誤食」。食べ物と間違えて玩具などを食べてしまなど、子育てのトラブルではよく耳にする言葉です。しかし私たち大人による野菜と草花の誤食もよく起きていることはご存知でしょうか。
家庭菜園が人気の昨今「畑にある野菜を初めて見る」という人も増えています。このようなトラブルが身近になったといっても過言ではありません。
そこで今回から複数回、間違えやすい野菜と草花を数点を比較してみたいと思います。意外に身近な問題、頭の中に入れておきましょう。
さて、今回取り上げるのは「タマネギ」と「スイセン」です。
スイセンの球根はリコリンという有毒成分を含んでおり、誤食した場合は嘔吐・下痢・けいれんなどの中毒症状を引き起こします。スイセンと同じヒガンバナ科の植物にも多く共通する特徴です。
でも正直「こんなの間違えないよ」って思いませんでした? 確かに植え付け前の乾燥した球根なら間違えることはないでしょう。しかし植え付け時ではなく、初春の瑞々しいスイセンの球根を皆さんは見たことありますか? 実物を見ると一概に「間違えない」と言いきれないと思いませんか。(下写真参照)
写真(1)スイセン。タマネギより楕円形の球根
写真(2)タマネギ。小玉の品種などは一見見分けがつかない場合も
家庭菜園では花と野菜をいっしょに栽培される方も多く、このようなトラブルも起きやすいと言えます。写真で比較すると冷静に見られますが、畑にあるスイセンの球根を単独で見ると、意外にわかりにくいものです。
また普段目にするこぶし大のタマネギではなく、家庭菜園用の小玉品種の球根もホームセンターなどで販売されています。元々小さいものを育てているという先入観があると、尚更判断がしにくいかもしれません。
またスイセンの葉はニラとも酷似しており、葉の誤食によるトラブルも起きています。(上記写真参照)
スイセンにはタマネギやニラ特有のにおいがありません。畑などできちんと分けて育て、間違って収穫しないことが大前提ですが、料理の際には十分な注意が必要でしょう。台所は食卓にあがる前の最後の防波堤。料理の際、五感をフル活用することもこういったトラブルを未然に防ぐためには大切なことです。(文・写真 橋本哲弥)
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