以前、古代に犬・猿・鶏の肉を食することを禁じる法律が、桃太郎のお供達と一致することに触れた・・・・・・。
■2001年6月、鳥取県・青谷上寺地遺跡で、弥生人の脳が良好な状態で出土。楕円形の祭祀跡から、桃の種23個も動物の骨と一緒に出土。桃の種が祭祀場から発見されたことで,桃が弥生時代から中国・神仙思想の影響を受け,神聖な果実だったことを裏付けた。(桃の種を横穴式石室の入り口に置いた)桃は邪鬼を払う神聖な食物だったらしい。
■古墳時代の話(3世紀半~7世紀末までの約400年間を指す。中国→三国志、西洋→ローマ帝国、中南米→マヤ文明)、岡山県吉備津神社の縁起物語では、地域を荒らし鬼ノ城に住む「鬼」=温羅(ウラ)を吉備津彦とその弟=稚武彦=(※以下ワカタケヒコノミコと記す)が、犬飼健(イヌカイタケル)・楽々森彦(ササモリヒコ)・留玉臣(トメタマオミ)という三人の家来と共に倒し、その祟りを鎮めるために温羅を神社の釜の下に封じた。※「温羅」は吉備国を支配する豪族に製鉄技術を供与した渡来人。岡山は現代でも「きび、桃、鉄」の産地で知られ、鬼ノ城の東麓に日本最古級の製鉄遺跡がある。
■香川県(讃岐うどん誕生の祖・空海の故郷)讃岐国。讃岐桃太郎伝説では、海賊に讃岐を襲われた孝霊天皇の皇女が対岸の吉備の国に進攻していた吉備津彦の弟=ワカタケヒコノミコトに助けを求めたことが、桃太郎伝説となった。(犬-犬島の住人、猿-猿王の住人、雉-雉ヶ谷の住人)とされる。鬼ケ島=「女木島」(香川県高松市)の説。高松港から船で20分ほど。鬼は、「女木島」の岩窟を住居とし沿岸各地に出没、暴威を奮っていた人面獣心の海賊だったとも。
- 愛知県・桃太郎神社の所在は木曽川国定公園・袋山(フクロヤマ)の麓。ここに、桃太郎の墓、家来の犬、猿、雉が眠る墓も在る。神社の看板には、桃太郎は孝霊天皇第八皇子のワカタケヒコノミコトであったと記される。愛知県・桃太郎伝説の詳細は・・・・鬼ケ島は現在も可児川の川中にあり(名鉄広見線可児川駅の手前)電車の窓から見えるようだ。現在の犬山城から三キロ山奥。洗濯に行った川の名前は本津川。実は、洗濯に来たのは老婆でなくて娘で、船で通りかかった桃太郎=ワカタケヒコノミコトが彼女を見染め、この地に根を降ろした。犬山市、猿洞、猿渡、堆ケ棚、鬼ケ島の地名が残る。
- 岩手県・桃太郎は、花見に行った時に拾った桃から誕生。地獄の鬼に日本一のきび(イネ科の植物)団子を持って来いと命じられ、地獄へ行き鬼が団子を食べている隙に地獄のお姫様を救い嫁にする。
- 福島県・桃太郎も山向こうの娘を嫁にする。
- 中国・西遊記の話には川から幼少期の三蔵法師が流れてくる節。
■勇敢な男子「桃太郎伝説」の秘められた暗号とは、大和朝廷・祟神(すじん)天皇の時代、武器製造や祭祀(さいし)に必要な青銅・鉄(金属や貴石まで)を奪取する為、孝霊天皇第八皇子「ワカタケヒコノミコト=文字通り幼げで勇敢な兵士=桃太郎」を、神聖な儀式を執り行う祈祷師であり水軍族のプロジェクト・リーダーに抜擢し、製鉄技術、精錬技術を持つ「渡来人」と闘い、平定した史実と見ることが出来る。その為、海や川、金属の産地に残るお伽噺となった。岡山県は鉄の産地、愛知県・犬山市は銅の産地。そして、英雄の動物、サル、キジ、イヌの食肉禁止令を出したかもしれない。桃は百(もも)にも由来し、大勢の水軍武士団だったような節もある
■以前語った「焼畑農法と水田稲作文化の闘いを、ヤマトタケルノミコト名を象徴として侵攻とした武勇伝」と類似。
- 桃太郎神社(愛知県)桃太郎祭は五月五日(子供の日)桃太郎に扮した子供達によって行われる。桃型の鳥居をくぐれば、悪は去る(猿)、病は去ぬ(犬)、災いは来じ(雉) という「桃」が持つ神秘のダジャレ?が今も残る・・。
参考:香川県=古銅輝石、岩手=南部鉄(鉄の産地)、福島県=鉄鉱 黄銅鉱の産地。
参考文献:古代史の扉(佐々木 倉之助)












