ゴールデンウィークに異変?? 今年の連休は、鹿もお休み??午前中から鹿は山に帰って、公園にはほとんどいないという珍しい光景が見られた。
連日詰め掛ける観光客からの「鹿せんべい」の過剰サービスに、食傷して山に避難したという。
「鹿せんべい」のお店員は、半ば呆れて「鹿が居ないので、商売にならない」とこぼしていた。
鹿の居ない春日大社... せんとくんも不思議に思ったことだろう
■奈良観光というと、代表する名所である「なら公園」に連れて行かれ、つい「鹿せんべい」などを購入して歩いていると、夥しい鹿が寄って来て困った青年期の体験を持つ読者もいらっしゃるに違いない。
なぜ奈良では鹿が御神体となっているのか?は、そこを訪れた方なら記憶がおありだろうか。奈良といえば春日大社。その主神は常陸の国鹿島神宮(現茨城県鹿島郡)から白い神鹿に乗って飛んでやってきた武甕槌命(たけのみかづちのみこと)だとされ、奈良の鹿はその神鹿の子孫という伝説に由来する。
白い神鹿というと宮崎アニメを代表する『もののけ姫』のシシガミ様とオーバーラップする。山に住む鹿はかつて縄文系の狩猟民族にとっては生活の糧で、肉だけでなく、毛皮や角も利用できるため重要な狩猟の対象になっていた。それだけに乱獲や自然破壊から守るために鹿を神としたのかもしれない。農耕時代は、鹿の肩甲骨は占いにも使い、神事には鹿が生贄として捧げられたりもした。
■縄文時代中期~後期にかけての限定された時期に、西日本の一部、そして北海道から東日本の広い範囲でストーンサークルの文化が花開いたことが知られている。
鹿石の見られる地域(「鹿石」とは高さ2mほどの立石に鹿の絵が刻まれているという)。時代は、今から3,000~4,000年前のものだといわれているが、明確な時代特定は判然としない。その地方には、「天界の狩人が3頭の大鹿とその小鹿を連れて天上に飛び去った。」という伝承があり、鹿は鳥と結びついて、天と地を行き来する存在として語られる。
興味深いのはこうした鹿石がしばしばストーンサークルの一部として現れるという。
(佐々木 倉之助)












