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2010年1月27日 11:00
どこにもないパン~ブランジェリー・タケウチ~

パンを愛する皆様、あけましておめでとうございます。
関西在住のジュニア・パン・アドバイザー、眞下亜矢子です。
今年も、パンの魅力がいっぱいの楽しいブログを書こうと張り切っていますので、どうぞ宜しくお願い致します。


さて、2010年、皆様の「初パン」は何でしたか?

私は温泉帰りに立ち寄った京都駅ビルの施設「SUVACO(スバコ)」にある「ブルディガラ・エクスプレス」の「セザム・ブリー」というサンドイッチ。その名の通り、しっとりした生地に黒ゴマのプチプチ感がうれしいパンに、ブリーチーズのクリーミーさが、ボンレスハムの塩気と相まって、おせち料理にちょっと飽きていた胃袋にしみわたるおいしさ!

今年も良いパンにたくさん出会えそうな気がしました。東京駅のエキナカにも同じ系列のお店がありますのよね。駅で本格的なパンが買えるようになって、パンのファンがますます増えているのでは?と思います。ちなみにこちらのお店は、朝7時から夜の11時までOPENしているので便利。イートインコーナーも併設(TEL:075-34-2316)。


そして、パン・アドバイザー協会より新年早々楽しいワークショップのお話が!
2月中旬に渋谷で、「プロから学ぼう!おうちパンがもっとおいしくなるヒント」というテーマで、ホームベーカリーの作り手であるパナソニックのご担当者から製品の開発秘話などのお話が聞けるとともに、関西で大人気のパン屋さん「ブランジェリー・タケウチ」の竹内久典シェフに、ジュニア・パンアドバイザーの坂口さんがインタビューを敢行し、その様子も聞けます。竹内シェフは当日のご欠席ですが、きっと素敵な内容になると思います。私は関西にいるので行くことは難しいのですが、今回は皆様にガイドブックにはない「タケウチ」さんの魅力について書かせていただきます。

book.jpg

竹内シェフの著書「どこにもないパンの考え方」(サイン入り!)は私の愛読書で、ベッドサイドに置いています。この本は、竹内シェフのパンに対する熱い思い入れと哲学がたくさんこめられていて、写真もたくさんあって、パン好きさんにおすすめの1冊です。

そして昨年の冬、第2弾「どこにもないホームベーカリーレシピ」が発売されました。材料も身近なもので、計量さえ正確にすれば、おいしく焼けるように考案されたレシピです。

私の周りにも、ホームベーカリーでのパン作りにはまっている人たちがいます。
時々、家で子育てをしながら英語教室をしている帰国子女の友達は、よもぎを入れた大きな食パンを春に送ってきてくれます。時々夜のランニングを楽しんでいる女友達は、健康を考えて野菜ジュースを入れて焼いている、と言ってました。高校の友達夫婦は、普段は台所に立たないご主人の方が夢中になってホームベーカリーを使っているのだとか。
そういえば、大昔(笑)、ホームベーカリー初期なんですけど、ホームベーカリーの新聞広告(確かナショナル)で、佐藤浩市さんをイメージキャラクターに1頁使って宣伝されていたのですが、食パンがこんなに簡単に焼けるのなら、男性が日本の台所で格好良くパンを焼く時代がくるのかも・・・と思っていました。


この本の素敵なところは、ホームべーカリーのレシピだけでなく、おいしい食パンの食べ方のレシピ「シーザーサラダサンド」「パン・コン・トマテ」「キャラメルバナナトースト」「じゃがいものクラフティ」なども載っているところ。ホームベーカリーを持っていない人でも楽しめる内容になっています。


残念ながらどちらの本にも竹内シェフのお写真がバーンとは載っていません。恥ずかしがり屋さんなのか?そういえば、関西のパンのガイドブックでもお見かけしないような。
色白のシェフ、私の印象では・・・パンで表現すると、ふんわりしたやさしい味のクリームパンみたい。そして、厳しい職人の目と精密機械のようにすばやく正確な作業でたくさんのパンを生みだす魔法の手をお持ちです。お店はオープンキッチンで、作業場が丸見えです。売り場と隔てるものはパンの棚とレジカウンターのみ。素晴らしいと思いませんか?
めちゃくちゃお忙しいのに、シェフはお買い上げのお客様に「ありがとうございまーす」と手を動かしながらもお声をかけ続けられます。きっとお客様の顔や様子を見ながらパンを作られているからこそ、「どこにもない」魅力的なパンが生まれるのだと思います。

お店は大阪市内にある緑豊かな公園のすぐそばにブランジェリー・タケウチさんはあります。同じ公園の北側から移転されてきました。

entrance.jpg park.jpg

私の会社からは早歩きで10分。お天気の良い日にはお昼休みに遠征します。この日は今年初めて平日の12:30ごろにおじゃましたのですが、お店の外に行列がない!これはパンがほとんどない予感!

いつも紺色の制服を着た警備員のおじさんがホテルのドアマンよろしく丁寧にドアを開けつつ行列整理をしてくださっています。小さい店内なので、一度にたくさんの人が入りすぎると身動きがとれないので、入口でトングとトレイを持ったら、時計回りにサンドイッチのコーナーから回っていく感じです。

そしてやはり、大好きなペッパーシンケンのブリオッシュサンドなどサンドイッチはすべて売り切れ、くるみのバトンもハード系も少なくて。でもお気に入りをいくつか発見しGET。

tea.jpg

これが今日買ったパンのラインナップ。左から時計まわりに

・ブリオッシュ食パン(軽くトーストしてサンドイッチにするのが定番)
・洋ナシとチョコのクロワッサン(パリッとした食感、絶妙の甘さと酸味の逸品)
・天然酵母オリーブ(馬蹄形が面白く、生地と実のバランスが抜群。ワインとぜひ!)
・アーモンドのクリームパン(アールグレーのクリームパンは売り切れ。ほんのりピンク色をいたアーモンドクリームは香り・とろみ感ともに幸せになる感じのデザートパン)
・栗のリュスティック(大粒の渋皮付きの栗がゴロンと。粉のうまさと焼き加減を楽しむ)
・プリン(バニラがほどよく堅めで、卵とミルクの味がストレートに出ていて懐かしい)
・黒ゴマと黒豆のベーグル(ふっくらした黒豆はつぶれないように生地に包まれてます)
・タケウチオリジナルの紅茶(濃い目に入れるのが特徴の大阪堂島の紅茶専門店ムジカ製。フルーティで、キレがよくコクもあり、本当にパンによく合います)

実は私、この日お店で大失敗をしてしまいました。寒さで手がかじかんでいて、あろうことか、トングで栗のリュスティックをつかみ損ね、床に落としてしまったのです。貴重な1個!
「お忙しいところすみません、パンを落としてしまって、これ買いますね。」とお詫びすると、スタッフの女性がさっと拾って「いいんですよ!新しいのをお持ちください」と言ってくださいました。それが笑顔で、とても感じの良い言い方で、ほっと救われました。

レジでお会計の際も、再度お詫びしたのですが、そのスタッフの方も同じく笑顔で対応してくださいました。
小さくて、大忙しのパン屋さん。長く待たされたりするとお客さまも気がせいて、ともすれば殺伐とした雰囲気になりそうですが、そうならないのは、ニコニコきびきびと働くシェフとスタッフのみなさんの努力のたまものだと思います。
だから、並んでもまた行きたい、と思ってしまうんですよね。

でも、並ばずに、タケウチさんのパンをちょっとだけ楽しめる方法もあるんですよ。
関西に住んでいるからなんですけど。これについてはまた後日お教えしますね。
ではまた来月!

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